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これだけは知っておきたい!ブログでの画像利用の注意点

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2016年、他者が権利を有する記事や画像を不正に利用したキュレーションメディアに批判が集まった。あなたのサイトは大丈夫ですか?適切な記事作成のため、必ず知っておきたい画像利用のポイントをまとめた。

より良い記事作成ノウハウを求めて

4月20日、DeNAと小学館が「デジタルメディアのあり方の検討に関する基本合意書」を締結しました。2社は互いに自社のもつノウハウを提供しあい、Webメディアの記事作成を研究するとのこと。

具体的には、記事の編集や内容のチェック、メディアの運営体制など、デジタルメディアの運営のあるべき姿について研究がなされる予定とされています。

キュレーションメディアの問題を受け、DeNAが公開した調査報告レポートも、メディア運営において非常に重要な情報の詰まった、興味深いものでした。

DeNAは自社サービスの開発・運営から得たノウハウを、小学館は編集に関するノウハウを提供するとのことで、今後の展開や一般への情報公開があるかが気になりますね。

良質なコンテンツとは何か、提供するための適切な方法は……などなど、記事作成の悩みは尽きません。検索アルゴリズムも変化し続けています。記事を作成し、情報発信を続けるサイト運営側でも、思考停止せず、よりよい記事作成のため、効率的なサイト運営のため、いろいろ試していきましょう。

キュレーションメディアの調査レポートに学ぶ

ちなみに、DeNAが2017年3月13日、全文公開した調査レポートは読みましたか。自社が運営するキュレーションメディアが抱えていた問題の調査内容が詰まったレポート(全文306ページ/要約版34ページ)が、現在もDeNAサイト上で公開されています。IRページからPDFファイルでダウンロードできるので、要約版だけでも、ぜひ目を通してみてください。

※参考
DeNA IR・投資家情報
http://dena.com/jp/ir/

WeLQを始めとする同社のキュレーションメディアは糾弾を受け、非公開になりましたが、問題を抱えたまま公開されている(ように見える)ページはWeb上にまだまだたくさんあります。引用元が明記されていないまとめ、各ソーシャルメディアが定めたルールを守らず行なわれる画像の転載など、数えればきりがありません。

特に画像については、ソーシャルメディア上で適切な利用方法がなし崩しになっている一面があり、正しいルールが軽視されがちではないでしょうか。しかし企業としてメディアを運営するなら、そうはいきません。ルール違反には大きなリスクがありますし、ソーシャルメディアでもブログでもルールをふまえて運営する必要があります。

ということで今回は、DeNAの調査レポートでも多くのページを割いている画像利用について、注意点をまとめました。記事に画像は欠かせません。日々更新し続けるオウンドメディアや企業ブログにとっては、外部リソースは強い味方です。ルールを守って正しく利用しましょう。

画像の正しい使い方(サーバー保存と直リンク)

他者が持つ画像を使用する方法は、2つあります。1つは他者サイトから取得した画像を自社のサーバーに保存し、自社サイト上に表示させる方法。もうひとつは、使いたい画像が保存されている他者のサーバーに直接リンクし、自社サイトに表示させる方法です。

※DeNAレポートでは、自社のサーバーに保存する前者の方法をサーバー保存、他者のサーバーに直接リンクする後者の方法を直リンク方式と説明しています。ここでも、同様の言葉を使います。

サーバー保存の場合「他者が権利を有する画像を自社サーバーに保存して使う」という説明から問題になるのでは、と感じる人もいるかもしれません。DeNAレポートでも、この点を懸念して直リンク方式を推奨していた旨記載がありました。

実際のところ、サーバー保存による他者の画像利用は「正しく引用を行なっていれば問題ない」とする考え方が現在では主流です。(権利保持者の特別な希望がある場合を除きます。)出典を明記する、主従をはっきりさせるなど、画像の利用が引用の基準を満たすことに留意しましょう。

なお、相手のサーバー上にある画像を使う直リンク方式については、引用の基準を満たしてもトラブルになりやすい傾向があります。この場合、画像を保持している相手のサーバーに負荷がかかるためです。素材配布サイトでは、著作権上の問題以前に、サイト上のルールとして直リンク方式を禁止しています。

Web上でたまに見かける画像の無断拝借によるトラブルにおいても、直リンク方式だとさらに不快感を煽っている印象があります。引用の条件を満たすこと、自社のサーバーに保存して画像を使用すること、権利を有する相手が指定している条件に従うこと、と覚えておくのがオススメです。

【画像の正しい使い方】
・引用の条件を満たして使う
・自社のサーバーに画像を保存して使う
・権利者の指定した条件に従って使う

著作権ロンダリングとは

ちなみにソーシャルメディア上の画像は、画像を投稿した個々のユーザーだけでなく、ソーシャルメディアの運営が利用条件を指定している場合があります。ソーシャルメディア側が提供する機能を利用して埋め込みリンクを取得し、Webページに埋め込む形であれば画像を自由に利用できる、とった指定です。

ソーシャルメディアのユーザーに対しては、規約で「アップロードした画像は、埋め込みリンクを使ってほかのWebサイトに掲載される場合がある」等と定めておくことで問題が回避されているわけですね。

この仕組みを利用し、他者が権利を有する画像をソーシャルメディア上にアップして、適切な利用のように見せかけるのが著作権ロンダリングです。

ちなみにDeNAレポートでは、同社のキュレーションメディア上で著作権ロンダリングが行なわれていたという事実は認められなかった、と記載がありました。しかし同時にソーシャルメディアにアップされた画像が適法なものか(アップロードしたユーザーがその画像の権利を有しているかどうか)を確認するのは極めて困難、という文言もあり、この点についてはその通りですね。

ソーシャルメディア上には、他者の投稿を盗用して投稿し直すルール違反を行うユーザーも存在します。そんなつもりはなかったのに、事実上著作権ロンダリングになってしまった、ということのないよう、ソーシャルメディア上のコンテンツや画像利用は慎重に行うべきでしょう。

画面キャプチャの利用について

Webサイトやサービスを紹介する時、画面をそのまま撮影したキャプチャ画像をよく使用します。これに違法性がないのか、気になったことはありませんか。

結論として、この場合も上の通り、引用の条件、権利保持者の指定する条件を満たしていればOKという判断になります。実際、多くのサイトがこのように運用ルールを定め、画像キャプチャを利用しています。

しかしながら「引用の条件を満たしているか」「権利保持者の指定する条件を満たしているか」は、「体重◯◯kg以内まで」というように誰でも判断できる基準ではありません。たとえ引用の条件を満たしたキャプチャであったとしても、手間と時間をかけて作成したイラストやデータ画像などを転載すると、作者は不快に思うかもしれません。

画像の権利保持者が「事前に断りを入れてほしい}「引用もしないでほしい」などの独自のルールを設けていたり、配布元さえ記載してれば商用利用OK/変更OKといったクリエイティブコモンズのルールに従って利用条件を定めていたり、権利保持者の指定する条件もいろいろです。

違法性のない、自分のセンスと解釈を加えた真のキュレーションコンテンツを作ろう!といった場合には、画像についても「(自分の判断で)引用になってさえいればOK」といった大まかな認識ではなく、もっと細やかな確認、配慮が必要です。急がば回れ、画像利用の際にはそのサイト独自の利用ルールを必ず確認することを習慣にしましょう!

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